🇺🇸米国株価の複数インデックスと時間足の比較整理 2023.08.27.

テクニカル分析

米国株価指数の下落は第2ステージへ?

こんにちは、松っちゃんです🐼

定期の米国株価指数(インデックス)の比較です。

先週の記事がこちらになります。
続けて読んでみると、気づきが多く得られると思います。

8月4週目の米国株価指数

この1週間の値動きを整理すると、次のようになります。

日足では、ハイテク系のNASDAQとSOXが下落トレンドを終える大きな上昇がありました📈
原因は8月23日から24日にかけたNVIDIA決算の影響です。

・・・が、翌日のザラ場では上昇の全値を打ち消す大きな下落📉
特にSOXの下げは著しいものがありました。

その後のジャクソン・ホールでのパウエルさんによる講演では、大きなボラティリティで上下したものの方向感を出す事なく終えました。


今後の目線と気をつけたいポイント

今後の目線ですが、上昇は簡単ではないと考えています。
理由は
✅SP500、ダウ、Russell2000は下落トレンド継続中
✅NASDAQ100&総合、SOXは下落トレンドを終了させた大きな突発上昇の大陽線を、翌日に全値で打ち消す大陰線を形成

特に8月24日の大陰線は、NASDAQ、SOX、SP500というハイテク銘柄が中核を占める3指数にて、年初来の最大の大陰線でした。NASDAQ100を例にした詳しい解説は、既に動画を出しています👇


現状では、上記の指数は「大きな壁」に阻まれている状態です。
イメージとしては、「妖怪ぬりかべ(ゲゲゲの鬼太郎)」が3指数に出現しているという感じ。

これを上抜けることは簡単ではありません。

今後は、「レンジ」か「下落深掘り」になる可能性が高いというのが、テクニカル上の見方になるでしょう。

下落深掘りの場合に気をつけなければならないのは、「トレンドライン」ないし「トレンドラインから作られるチャネルの下限」を下抜けるかどうかとなります。

実は現在、各指数はかなり緊張感のあるギリギリのサポートを受けている状況です。
その度合いから順に並べると・・・

Russell2000は今年5月からのトレンドラインでギリギリサポート


SOXは昨年10月からの上昇チャネル下限が2段構えになっており、下限(上段)にタッチで反応。
*景気敏感銘柄とされるRussell2000のトレンドライン割れ、SOXのチャネル下限(下段)割れが実現すると、米国の他指数も釣られて下落を深掘る可能性が高まると考えられます。


NASDAQ100は上昇チャネル下限に向け下落中?


ダウは昨年10月からの長期トレンドラインを割れたところ。
今年3月からの上昇チャネル下限へ向け下落中?


SP500は今年3月から規定された週足レベルの上昇チャネル下限を割れて下落。
さらに、昨年10月から規定された月足レベルの上昇チャネル下限へむけ下落中?



各指数で見なければならないラインは上記の通りです。
そして近々では、Russell2000とSOXに要注目。この2指数のライン割れが実現したら、それがトリガーとなって他の米国株指数が続落していくことになるでしょう。

そうなったら、次はNASDAQ100とダウのチャネル下限割れを見ていかなければなりません。
下落のストップは、SP500の月足レベルの上昇チャネル下限で耐えられるか?を目安にすることになるでしょう。

これまで、本サイトやツイッター(X)、Youtubeでも申し上げてきましたが・・・
「暴落レベル」になるというよりは、
「月足レベルの調整からの絶好の押し目買い」
というのが松っちゃんの基本認識です。

なので、現金比率を高めて、その時を狙っています。

先のNVIDIA決算後の突発上昇の際(8/23)にも、下手にロング・ポジションへ目線転換などせず冷静に見ています。もちろん、Twitterでは即、次の注意喚起をしました。

✅NASDAQ100は日足下落トレンド終了も、週足下落トレンド継続中
✅SP500はまだ日足下落トレンド継続中
✅ダウもまだ日足下落トレンド継続中

ノンレバ枠については、絶好の押し目買いをまったり待つこと。
レバ枠については、デイトレのフィールドになりやすいので慎重に。
といったところです。

今後の投資判断のご参考になれば嬉しいです。

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