米国株価指数は切り返し上昇中
こんにちは、松っちゃんです🐼
定期の米国株価指数(インデックス)の比較です。
先週の記事がこちらになります。
続けて読んでみると、気づきが多く得られると思います。
8月5週目の米国株価指数
この1週間の値動きを整理すると、次のようになります。
日足では、全般的に強い上昇を見せたのがこの1週間でした。
これは
「年初来最大の日足大陰線を形成」
「ジャクソンホールでのパウエルさんの講演で明確な方向感を示していなかった」
という根拠から、「上昇は簡単ではない」としていた先週の私の予想に反したものでした。
特に、一般的なテクニカル上の観点からは、日足の大陽線を即刻否定した大陰線を、さらに陰線をつけずに連続陽線で否定するというのは、過去のチャートパターンからすると、ほとんど類例がない挙動となります。
私も、すごく勉強になりました。と同時に、複数時間足での方向性が一致した明確なトレンドが発生した時でなければ危険という、まったりスイングの視点の大切さを確かめることにもなりました。「方向感の予想をする=その向きにロットを入れる」ではありません。あくまで「確度があるときにロットを入れる」のが大切です。
まだ安心感を抱くことは出来ない相場?
では、このまま簡単に上昇なのかというと、これについてもすぐに買い(ロング)狙いで安心感を抱くことはまだ出来ない相場というのが私の目線です。
現在の主要3指数を見ると、ちょうど今回の大きめの調整での高値安値の61.8パーセント〜76.4%戻しあたりの価格にきて、コマ足や陰線をつけるようになっています。
具体的に見てみましょう。
まずNASDAQ100がこちら
次がSP500
そしてダウ
冒頭のまとめ一覧でもみたように、
現在は指数間で週足レベルの
上昇トレンド(ダウ)
ノントレンド(SP 500)
下落トレンド(NASDAQ100)
がバラバラです。特にボラが大きいのはNASDAQ100ですね。
このような指数間のトレンドの違いに加えて、例えばNASDAQ100では
週足で下落トレンド
日足で上昇トレンド
となっています。
このような「あべこべ相場」では、買いと売りが拮抗して、迷った相場になりがちです。
例えば、NASDAQ100の日足勢からすると、高値更新へ向けて「買い」判断が優勢となります。その際のターゲットは、まずは週足直近高値、次は月足直近高値となるでしょう。
とはいえ、そろそろ日足上昇トレンドに乗った短期勢の利確が入りやすい水準で、利確に伴う下落調整となりやすい面もあります。そして、下落トレンドにある週足では、絶好の戻り高値からの空売りポイントともいえます。
こういった相場では、よほどのポジション優位性を取ることができる中級以上のノウハウがない場合は、「しばらくは様子見」が大切な視点となります。実際、私は下落前のド天ショートを利確してから、これら3指数でスイング枠を動かしていません。
「高ボラで動いているから大きく儲けたいな」と思っているということは、逆に「高ボラで動いているから大きく損をするかも?」というリスクにも気を払うことが大切です。
まずは、複数の指数と足とで、方向感がある程度は揃うまでまったり待ってあげる方が、損小利大につながると考えています。儲けるよりも、減らさないことについてのルールを厳密に作ってあげることが大切です。
今後の投資判断のご参考になれば嬉しいです。
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