🇺🇸米国株価の複数インデックスと時間足の比較整理 2023.09.16.

テクニカル分析

米国株価指数は上値が重い状況

こんにちは、松っちゃんです🐼

定期の米国株価指数(インデックス)の比較です。

先週の記事がこちらになります。
続けて読んでみると、気づきが多く得られると思います。

9月2週目の米国株価指数

この1週間の値動きを整理すると、次のようになります。


前回の記事では
買いと売りが拮抗して迷った相場であること
✅もうしばらくは、中級以上のノウハウを持ったデイトレ勢のバトルフィールドが続きそうなこと
✅そこに、初心者さんやスイング勢が入ると、火傷しそうなこと
✅今後の方向感を見るのにSOXとRussell2000に注目したいこと
をお伝えしました

実際、難易度の高いウネウネ相場になり、SOXとRussell2000はまともな上昇が出来ませんでしたね

波動の複線化

X(Twitter)では、リアルタイムで値動きの変化を整理していました。
この1週間の米国株指数は、「拮抗した相場がチャートとして明確に表現された」というものです。
具体的にどういうことなのか?
「波動の複線化」という、私が波動理論をもとにして独自に概念化・言語化した波動チャートのパターンです。

私は、NASDAQ100を軸にしながら、次のようなツイートをしています。

9月12日のツイート

9月14日のツイート1

9月14日のツイート2

また、Youtubeでは次の動画で整理しました。

波動の複線化とは、上昇波動であれば、直近の高値安値の間での調整下落からの切り返しで、一つ下位足の上昇トレンドの息が続かず下落し、高値切り下げ型のM字ができることです。

実はこれ、7月の相場から繰り返し作られてきたパターンです。その意味で、このパターンが続いているのは市場の迷いが反映されている、ということです。

その前には4月にも同様のパターンを作っていて、チャート挙動での「間違えやすいN字波動のカウント」に関する記事でも例として取り上げながら整理してきました(リンクはコチラ)。

レンジを形成する指数、下落に傾く指数

そしてそれが今回は2連続で発生し、いわゆる「レンジ」を形成している指数があります。
具体的にはNASDAQ100とSP 500です。
どちらも、日足の上昇N字(オレンジN)を確定した後の調整下落で、日足高値を超える切り返し上昇ができず、上値が重い状況です。(限月の問題でUSティッカーを表示)


日足の上昇N字を作る前に、同様の上値重いレンジに入っているのがダウとRussell2000です。
特にRussell2000は潜在逆N字を形成する直前で、日足安値割れで日足の下落トレンド入りが確定します。

*なお、まだ距離はありますが、日足高値をうわ抜くことなく日足安値割れで日足の下落トレンド入りが確定するのはNASDAQ100、SP 500、ダウも同様です。「波動の複線化」から「潜在N字波動の形成」を経た「直近安値割れ」によるトレンド転換のパターンは、既に解説記事を書いています(リンクはコチラ)。

加えて、既に週足の上昇トレンドが修了している銘柄は、日足安値を割った段階で週足レベルの潜在波を形成し、週足安値を割った段階で週足下落トレンドに突入します。


日足の上昇N字(オレンジN)を作っていたものの、下落のボラが大きく、既に潜在逆N字トレンドを5波まで形成しているのが、SOXです。こちらは、日足安値割れの段階で下落トレンドが5波動以上で顕在化します。また、すぐ下には週足安値も控えており、これを割った時点で週足下落トレンドの3波動目が確定します。

「SOXとRussell2000の値動きに気をつけましょう」という趣旨の記事を先週に出しましたが、その緊張感はさらに高まっていると言えます。

暴落復帰では、やっぱり気にされる暴落前後の節目価格

私は7月半ば以降から「2022年の暴落前の天井固め」と「その前の2021年の恒大集団高値」を根拠に、今回のややこしい暴落復帰上昇での月足レベルの調整下落を予見して情報発信をしてきました。それは、近々の日足や4時間足レベルのNASDAQ100のチャート挙動でも、如実に現れています。

8/31〜9/5にかけてのコマ足と日足高値の決定は「恒大集団高値」を基準にした売りが入ってきたチャート挙動ですし、9/14から9/15にかけての下落は「暴落前天井固めのヒゲ安値」基準にした売りが入ってきたチャート挙動です。
*限月問題のないUS100ティッカーで、ご自身でも確かめてみると面白いと思います。

こういったテクニカルの「効き」を予め根拠として想定しておくことは、ポジション優位性のあるエントリーをする上で、非常に有効になります。実際、私は中長期で気にされる価格を見据えつつ、短期のテクニカルノウハウを使って、ド天ショートを2回入れるのに成功しています。

ただ、これはあくまでデイトレの方法での趣味の範囲ですので😅、【資産形成】の上では「まったりスイング」を複数の銘柄監視で実践すれば十分です。

本記事が、今後の投資活動のご参考になれば嬉しいです。

もしよろしければ、ブックマークをしていただけると幸いです。

X(Twitter)Youtubeでは、米国株インデックスを中心に、リアルタイムでの情報発信をしています。
特に、X(Twitter)のフォロワーさん限定で、Youtubeの生放送を不定期で企画しています(月1〜2回程度)。こちらも、よろしければフォローいただけると嬉しいです🐼

コメント

タイトルとURLをコピーしました