🇺🇸米国株価の複数インデックスと時間足の比較整理 2023.10.07.

テクニカル分析

米国株価指数は週足下落の一旦安値で反発

こんにちは、松っちゃんです🐼

定期の米国株価指数(インデックス)の比較です。

先週の記事がこちらになります。
続けて読んでみると、気づきが多く得られると思います。

10月1週目の米国株価指数

この1週間の値動きを整理すると、次のようになります。
10月6日(金)の経済指標(特に雇用統計)の発表で、反発上昇しているかたちです。


ポイントは、多くの指数が日足下落トレンドの調整上昇に入ったことです。

9月4週に揉んで下げていなかったハイテク系(🍆100、総合、SOX)は、週足下落トレンドからの節目高値を作って調整上昇に入っています。

9月4週に揉まず下げていたバリューや小型、総合系(ダウ、SP 500、ラッセル)は、週足の節目高値を作れず順向下落のままです。

1点。SOXは9月4週目までに、日足下落トレンドから節目高値を作った後に押し目を作って上抜けており、さらにこの週までに押し目を作って上昇したので、日足上昇トレンドに転換していることです。

各指数のチャートを類型化して見てみる

上でまとめた各指数の特徴を、類型化して具体的なチャートをもとに整理してみます。下落トレンドが続いているので、弱い方からいきましょう。

まずはRussell2000です。まだ弱い値動きが続いており、日足高値まで半値戻しもできず距離があります。


次はダウです。日足の高値まで、618戻しまでは達成しましたが、最後は半値戻し水準で引けています。また、中期的な上昇チャネルへの復帰まではかなり価格幅があります。


さらにSP500。こちらは日足高値まで肉薄しています。また、長期の上昇チャネルを日足実体では割れ込みましたが、週足レベルはヒゲで戻しています。

✅上の3指数の日足高値は9月29日につけた高値ですが、それらをまだ上抜けできていないこと。
✅週足でも節目高値作り(前の週のローソクの最高値の上抜け更新)ができていないこと。
この2点が、上記3指数の共通点になります。

では、これらよりも上昇の勢いがあるハイテク系指数2つを見てみましょう。
まずNASDAQ100です。チャート先端は、SP500と同様に長期上昇チャネルになんとか復帰して週足を引けています。また、先の3指数とは異なり、週足を陽線で終えているのも注目しておきたいところです。


最後はSOXです。こちらは、日足の下落トレンドを終了させ、日足上昇トレンドのN字を形成させました。ただし、長期上昇チャネルの復帰はできておらず、日足N字を作った上昇3波もまだどこまで伸びるか未知数な価格で週足を引けています。

こういう相場で必要となる波動の厳密なカウント方法と分類

NASDAQ100は現在、日足レベルの潜在的な上昇N字を作っています。
潜在上昇N字のポイントは
①直近の節目高値を超えない上昇
②その前の節目安値を割らない下落
③前の①の高値を超える上昇
の3波動によって形成されるN字です。

ここ最近の大きな週足下落波動の1波を形成する前には、日足でのこのパターンが続いています。

*日足最安値の一つ前の節目高値(=前のローソクを最後に上抜けた高値)が、標準的なN字カウントの高値であり、そこに赤○を付しています。他にもN字カウントの流派はあります。松っちゃんは厳密に流派を4つで分類していますが、このカウントが最も標準的かつ一般的です。

今後の注目ポイント

10月6日の上昇は経済指標による突発上昇ですが、それに継続力があるのかを10月第2週にはみてあげる必要があります。そのためには、まずSP 500が日足高値を超えられるのかが鍵になります。

そうなると、次は週足の勢力が、戻り高値でショートを仕掛けにくる価格帯を意識しなけれならなくなるでしょう。それらのシミュレーションについては、既にYoutube動画で解説をしました。ご参照ください。またこの価格帯では、下手に数日スイングでのエントリーは危険ですとも警戒を呼びかけていました。


加えて、さらにその前の動画で、SOXLの買い場として、SP 500のチャネル下限が一つの目処になると言及しました。私は、SP 500がチャネル下限を割った10月3日(火)夜に設定したアラートが鳴ったので、数週スイング枠の一部でSOXL(17.7ポイント=一つ前の週の実体安値)へ機械的に指値エントリーしました。(想定価格よりもまだ高値だったのと上昇N字の確認前のアクロバットINだったので、数週スイング1枠分の全部は動かしていませんが。)それでも現在は、含み益が10%ほどに伸びています。

もしかしたら、ご一緒されている方がいるかもしれませんね。

時間軸を分散することで、例えば下目線(ショート)で見ているNASDAQ100の数日スイングの利益幅が少し減ったりしても(私はしていませんがデイトレで損切りや建値撤退しても)、上目線転換(ロング)の可能性を想定したSOXLの数週スイングがそれを補ってくれることがあります。

また、含み益のある銘柄を持っていることは、特にレバレッジ投資をしている身としては、とても大きな精神安定にもなります。これが、銘柄と時間軸を分散することの、松っちゃん流の意味になります。

👉SOXがチャネル下限を上抜けて上昇すればSOXLの利益を伸ばしますし、SOXが日足N字を作れば含み益の玉を持った状態で安心してSOXLのロット追加ができます。

👉もし週明けに米国市場が下げれば、NASDAQ100の数日スイングのショートを伸ばして、SOXLは微益撤退〜建値撤退をした後で、さらに低い価格からロングの入り直しを狙います。

それでは、本記事が今後の投資活動のご参考になれば嬉しいです。

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