🇺🇸米国株価の複数インデックスと時間足の比較整理 2023.11.18.

テクニカル分析

米国株価指数は週足大陽線で上昇

こんにちは、松っちゃんです🐼

定期の米国株価指数(インデックス)の比較です。

先週の記事がこちらになります。
続けて読んでみると、気づきが多く得られると思います。

11月3週目の米国株価指数

この1週間の値動きを整理すると、次のようになります。
特徴は、11月15日(火)に大陽線で上昇したのちに、多くの銘柄の日足で小刻みな調整(前のローソク足の安値を割る=基本的には4時間足の上昇トレンドが終了する)をしながらコマ足で推移しつつ、週全体としては上昇トレンドを継続させたことです。

同じ指数内でもティッカーによって、日足レベルや月足レベルの高値を超えているもの、超えていないものがあるので、その点は相場が迷いがちになりますので注意が必要です。今回は、そのような微妙な違いがあるものは「?」をつけました。

先週のポイントを振り返り

先週のポイントとの答え合わせは次のようになります。
基本的に、11月15日(火)の大陽線が決定打になりました。

✅NASDAQ100は気にされてきた価格(暴落底固めの安値&恒大集団前高値)を上抜ける上昇になるのか
👉11月15日(火)の大陽線で上抜け上昇

✅Russell2000の下げは、月足安値にどこまでアプローチするか
👉11月15日(火)の大陽線で明確に上昇へ転換

✅SP500とダウは抵抗ラインを実体レベルで上抜けて上昇するか
👉11月14日(月)に若干の上抜け後に15日(火)の大陽線で明確に上抜け上昇

✅上昇している各指数は、週足レベルの調整を挟んだ上昇N字形成をどのタイミングで行うのか
👉現在のところは週足レベルの調整の兆しはないが、後述の気にされる高値圏で主要銘柄は日足レベルのコマ足停滞中。ただし、週足は節目を作らずノントレンド📈で直上型の上昇をしているが、月足と日足の上昇トレンドに挟まれていることは改めて確認しておきたい。

実際のチャート

続いて、松っちゃんがこの1週間で注目した順番で実際のチャートを見てみたいと思います。

まずNASDAQ100です。🍆は日足上昇トレンドが急角度のチャネル内に収まって推移しています。

ただ、少し前から、ダウやNASDAQ100などで、ティッカー間で高値超えの達成・非達成に誤差が生じるということが続きました。今回も🍆で、7月19日につけた月足高値=年初来高値について、US100では上抜け達成、NQ1!では上抜け非達成という、同一指数内でのティッカー間の差異が生じています。

このような時は現物も参照しますが、NDXでは上抜けが非達成です。大きな窓も開けているのが気になるところです。

さらに、再規定された月足上昇トレンド全体を包括する上昇の平行チャネルでは、ちょうど中央ラインに差し掛かったところで3連続コマ足で停滞しています。上昇トレンドがチャネル内で推移している前提であれば、中央ラインより下に行けばいくほど押し目買いが入りやすい、上に行けばいくほど高騰気味で利確売りが入りやすい、と市場に認識されます。その意味で、目線がフラットになりがちなチャネル中央で3日連続のコマ足を形成したのは、この長期上昇チャネルが意識されていることを物語っています。

週明けはテクニカルの視点からは、上にも下にも行きやすい状態。

次はRussell2000です。
11月15日の大陽線で日足の上昇トレンドが確定して、現在は調整下落中です。
8月1日の直近最高値に対して、一時は50%戻しまで達成しました。今後、61.8%戻しを日足で確定できれば、月足下落トレンドの波動更新の懸念はグッと下がることになります。


続いてSP500、SOX、ダウをまとめて見てみましょう。これらで共通するのは、年初来最高値から少し大きめの調整下落に対して、おおよそ76.4%戻し水準の価格にあることです。3指数ともがここの価格にあるタイミングで、3連続コマ足が発生したという事実は、一定の利確売りが入っている証拠でもあります。ただし、短い時間足での下げに対して、買い支えが入るくらいの強気さも伺えます。

今回の月足レベルの調整下落(=週足レベルの下落トレンド)の切り返し上昇そのものとしては、SP 500やSOXが十分水準まで下落してからの上昇でした。具体的には、150週MAを抜けてからの上昇でした。

SPとSOXは現在、下落全体の76.4%戻しを少し超えたあたりで週足を確定させました。今後は、日足か週足のレベルで押し目が来れば、スイング時間でのエントリーがしやすくなります。

なお、SPは11月16日(木)に日足レベルの節目安値を小さくつけていますが、15日の高値に対して17日の高値を、US500では超えて、ES1!では超えていないという違いが生じています。ちなみに、上記の🍆と同様に現物のSPXは超えていません。

ダウは76.4%戻しをしましたが、週足ではちょうど上ヒゲで押さえつけられている状況です。

今後の見るべきポイント

ここまでの環境認識をもとに、次週で気にしたいポイントを優先度順・段階順に整理したいと思います。
✅多くの指数は3連続のコマ足となったが、週明けに上下どちらかへの明確な動きがあるか
✅上昇の場合は、76.4%水準から脱して、年初来最高値の更新ができるのか
✅下落の場合は、日足や週足のレベルでの押し目となるか
✅Russell2000は、週足高値超えを目指すことができるか
となります。

それでは、本記事が読者さまの資産形成のご参考になれば嬉しいです。

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