米国株価指数は上値が重い状況に・・・
こんにちは。松っちゃんです🐼
定期の米国株価指数(インデックス)の比較です。
先週の記事がこちらになります。
続けて読んでみると、気づきが多く得られると思います。
1月4週目の米国株価指数
この1週間の値動きを整理すると、次のようになります。
全般的な特徴としては、半導体やハイテク銘柄が売られ、工業系や小型は粘り強い状況です。先週とは真逆の状況ですね。
先週のポイントを振り返り
✅再規定されたチャネル上限に対して、一番手でタッチしたSOX、そろそろタッチしそうなSP 500。タッチで満足したSOXの利確売りと、タッチへ向けて買いが集まるSP500、どちらが優位になるのか?
👉SP 500に集まった買いに伴い、SOXはチャネル上限を突破後も上昇。しかし、SP 500のチャネル上限タッチとともに、SP500は停滞し下位足でレンジ、SOXは大きな利確売りが入り下落。
✅ダウとラッセルに見られる迷いのある値動きは、単なる上昇へ向けた準備か、下落へ向けた予兆か?
👉ハイテク系が週後半で売られたのに対して、相対的には微増で推移するも上値は重い。
✅NASDAQ100単体で見たら、チャネル上限への距離もまだあり、月足、週足、日足、4時間足と堅調な上昇トレンドを形成しているが、上記の他指数からどのような影響を受けることになるのか?
👉SP500のチャネル上限タッチ、SOXの売りに引っ張られるかたちで、上値が重い状況。
実際のチャート
では、松っちゃんがこの1週間で注目した順番で実際のチャートを見てみたいと思います。
まず、注目をしていたSOXとSP500です。共通ポイントはチャネル上限へのアプローチです。
SOXから見てみます。先週はチャネル上限(サポートライン=チャネル下限に対する2023年7月高値で引ける平行ライン)で終えました。しかし、その後に日足ではコマ足ながらも上昇し、チャネル上限を2022年8月高値に当て直した一段上のチャネル上限にタッチする寸前で売られ、現在は先週に引けたチャネル上限にまで戻っています。
そしてSP500は、再規定チャネルの上限にタッチしました。しかし、ヒゲではわずかに上抜けつつ実体では押さえ込まれてる売りにあっている状況が、水曜日から3日続いています。
既にSOXはここ2日で大きく値幅を下げています。SP500は週足レベルではあまりトレンドを作らず直上型で上昇してきました。SP500に、再規定のチャネル上限を実体で安定的に上抜けてまで、こまで同様の調子で上がり続ける体力が残っているかは、注視が必要です。
次は、ダウとラッセルを同時に見てみます。
ダウは、上値の重さを感じながらも、チャネル上限へ向けて少しずつ上昇しているようにも見えます。週後半に、日足レベルの上昇トレンドの3波動を作っている点も特徴です。SP500がチャネル上限に張り付くことができているのは、ダウのおかげです。来週ダウが下落することがあれば、SP500は下落する可能性が高まります。
またラッセルは、先週の週足実体ではサポートラインに復帰し、今週は日足でもサポートラインに支えられながら上昇ています。ただ、ダウと違う気になる点は、日足の上ヒゲが目立つことですね。サポートラインの買い支えが耐えている中で、しつこい売りが入ってきているのがわかります。
最後はNASDAQ100です。
🍆は、SOXに引きづられているという背景をもとに、高値圏の利確売りが入っていることを示すチャートになっています。下げの圧力が加速するのか、浅めの調整レベルに終わって上昇へと切り返しをするのかは、来週の前半にも明らかになりそうです。
今後の見るべきポイント
ここまでの環境認識をもとに、次週で気にしたいポイントを優先度順・段階順に整理したいと思います。
✅再規定されたチャネル上限にタッチしたSP 500は、上昇を継続させるのか、一旦の下落に転ずるのか?
✅ハイテク・半導体の売り、インダストリアル・小型の買い支えというセクター別の構図は、来週はどう変化するのか?しないのか?
✅昨年10月末から続くかなり急激な上昇は、月足レベルでいつ調整するのか?
となります。
なお、本ブログではSOXLの購入についてお知らせをしていました。
私は、昨年7月下旬からの大きめの調整下落からの切り返し上昇を想定していた10月以降、2度ほどSOXLの購入をお知らせしていました。
1回目は、10月7日の記事=17.7ドル/株
2回目は、11月4日の記事=17.14ドル/株
1回目は微益撤退し、その後に2回目のエントリーをしていました。
こちらは、既に1月25日(木)に含み益120%ちょっとで利益確定をしています。
また、新しいYoutube動画も出しました。
本記事の内容とすり合わせながら見ていただければ幸いです。
2023年7月末からの米国株指数の大きめ調整下落の事前予知は、複数指数の足並みが揃っていたので、かなり確度がありました。今回は、再規定の上昇チャネル上限アプローチが、指数ごとにバラバラな点が難しいところです。が、月足の波動の長さや期間としても、そろそろ調整がきてもおかしくありません。
どの指数が「黒髭」となるのか・・・。
https://twitter.com/Matsu_US_INDEX/status/1748724676724146678
それでは、本記事が読者さまの資産形成の参考になれば嬉しいです。
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