米国株価指数は高値圏で調整しつつも上昇
こんにちは。松っちゃんです🐼
定期の米国株価指数(インデックス)の比較です。
先週の記事がこちらになります。
続けて読んでみると、気づきが多く得られると思います。
2月4週目の米国株価指数
この1週間の値動きを整理すると、次のようになります。
全般的な特徴としては、日足レベルの調整下落を挟んで上昇へ切り返すということをしています。その後も下位足の調整下落をしつつ上昇していますが、高値圏であることが意識された鈍い値動きになっています。
先週のポイントを振り返り
✅SP(月足上値抵抗線)とダウ(月足チャネル上限)は、気にされているテクニカル上の上限へどのようにアプローチするのか?
👉上限にタッチする手前でSPは日足レベルの調整下落、ダウは週足レベルの調整下落となりました。が、再び上限へ向けて上昇しています。
✅次段階で準備しているナス(週足上値抵抗線→月足チャネル上限)は、それに影響されてどういう挙動となるのか?
👉ナスは上位足のテクニカル上のポイントに達成することなく一緒に調整下落をしましたが迷いつつ上昇中。
✅昨年10月末から続くかなり急激な上昇は、月足レベルでいつ調整するのか?
👉そろそろ高値圏のもみあいが意識されるチャートになりつつあります
実際のチャート
では、松っちゃんがこの1週間で注目した順番で実際のチャートを見てみたいと思います。
まず、SOXとSPです。
どちらも、気にされている月足レベルのテクニカルポイントに差し掛かろうとしていました。
SOXは月足のチャネル上限上段にヒゲタッチしてから、日足レベルの調整下落となって再び切り返し上昇しています。SP500は月足の上値抵抗線の少し手前で下げて、切り返し上昇しています。これらが日足レベルのダブルトップになって下落するのか(SOXはその後に週足レベルのダブルトップ)に注目する必要があります。
次はダウです。
ダウも月足チャネル上限の手前で下落をしました。ダウのみ、日足の安値を割って週足レベルの節目安値を作っています。また、週足の上昇波動を支えてきたサポートラインも割りました。このサポートラインに対してレジサポ転換のような挙動になるかはみていきたいところです。
続いてラッセルです。
ラッセルは上昇幅も調整下落幅も最も大きかった銘柄となります。潜在的な週足レベルのN字波動を形成しました。週足高値の手前にも位置しています。
最後はナスです。
ナスは1月下旬と同様に、高値圏としての迷いが見えやすく弱含んでいるチャート形状となりました。上位足のテクニカル上のポイントでは他指数に影響を与えられつつチャート先端が推移している状況です。ただ、1/16には日足をダブルトップを作りそうな下げとなりました。このパターンは、昨年の7月末に作った天井とほぼ同じ挙動となります。
今後の見るべきポイント
ここまでの環境認識をもとに、次週で気にしたいポイントを優先度順・段階順に整理したいと思います。
✅SP(月足上値抵抗線)とダウ(月足チャネル上限)は、気にされているテクニカル上の上限へどのようにアプローチするのか?
✅次段階で準備しているナス(週足上値抵抗線→月足チャネル上限)は、それに影響されてどういう挙動となるのか?
✅昨年10月末から続くかなり急激な上昇は、月足レベルでいつ調整するのか?
今週末の1/16の下げを見るに、SPとダウはまだ上限へのアプローチに粘り強さを持っています。対して、ナスやSOXなどハイテクは弱めですね。
今週のテクニカル上のポイント達成は、SOXによる2度目のチャネル上限タッチのみでした。それが高値となるのか、SPやダウを待つのか。各銘柄が一緒にナイフを引いてくれる昨年夏のような相場ではありませんので、誰が「黒髭」を引くことになるのかは慎重に見定める必要があります。
https://twitter.com/Matsu_US_INDEX/status/1748724676724146678
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*なお、今週は諸事情で引け前に記事を作成しています(現在2/17の5:30です)。週足確定後に加筆修正の可能性があります。
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