米国株価指数は高値圏で週足レベルの足踏み
こんにちは。松っちゃんです🐼
定期の米国株価指数(インデックス)の比較です。
先週の記事がこちらになります。
続けて読んでみると、気づきが多く得られると思います。
2月3週目の米国株価指数
この1週間の値動きを整理すると、次のようになります。
全般的な特徴としては、週前半の下落深堀りから、NVIDIA決算を受けた後半の上昇によって下から上へと波動が形成されたことで、日足や週足の節目を作って上昇したことです。
先週のポイントを振り返り
✅SP(月足上値抵抗線)とダウ(月足チャネル上限)は、気にされているテクニカル上の上限へどのようにアプローチするのか?
👉現在、どちらも週最終日にタッチして上髭で終えています。ただ、日足では陽線の上髭です。
✅次段階で準備しているナス(週足上値抵抗線→月足チャネル上限)は、それに影響されてどういう挙動となるのか?
👉こちらも日足では上髭陰線で終えています。SPとダウを含め、週明けから注目です。
✅昨年10月末から続くかなり急激な上昇は、月足レベルでいつ調整するのか?
👉テクニカル上では転換の起点になりやすい状況にあるといえます。基本的な根拠としては、上値抵抗の高値圏にあること、実際に月足レベルのローソク足がボラを伴わず縮小していることが挙げられます。
実際のチャート
では、松っちゃんがこの1週間で注目した順番で実際のチャートを見てみたいと思います。
まず、SPとダウです。ここでは似た理由なのでSOXも付け加えておきます。
SPとダウはそれぞれ、テクニカル上の上値目処となる重要なラインにタッチをして、上髭で引けています。SPは2/22にタッチしました。翌2/23にはダウがタッチしており、SPは2回目のタッチをしています。この両方で、SOXもタッチして陰線で終えています。
続いてナスです。ナスはNVIDIAの好決算の発表日に、先週の高値を上抜けていない点に注目していました(上の3指数は全て抜けていますね)。そして、2/23のSP、ダウ、SOXのテクニカル上の上値目処タッチに対して、ナスは上髭の陰線で終えています。さらに上3指数に対して、ナスは上値重めの拡大チャネルを形成しています。上値目処に到達したがっていたSPとダウ、半導体で沸くSOXに対して、ナスはどうも中途半端な値動きで市場の迷いがチャートに表現されています。
最後はラッセルです。ラッセルは半導体の恩恵を受けられず、今週は上の4指数にあるような大陽線を見ることができていません。日足では高安の切り上げをしていますが、週足高値を前に及び腰のようなローソクになっていますね。下方修正を繰り返してマイルドな角度になってきたサポートラインにも近づいてきましたので、そこへのアプローチを気にする必要があります。
おまけに、今回はNASDAQ総合も見てみます。
すると、月足のチャネル上限で綺麗に抑えつけられているのが分かりますし、2022年暴落前の最高値更新の前で足踏みしているのが分かります。
今後の見るべきポイント
ここまでの環境認識をもとに、次週で気にしたいポイントを優先度順・段階順に整理したいと思います。
✅SP(月足上値抵抗線)、ダウとSOX(月足チャネル上限)は、気にされているテクニカル上の上限タッチの後に、どのような反応をするのか? それは他指数を巻き込んで月足レベルの調整になるのか?
✅上限タッチを唯一していないナスは、上値が重い中でタッチを目指せるのか?
気にしていたテクニカル上の条件を満たしていくと、それらが合わさってシンプルに相場を見れるようになります。
今週のテクニカル上のポイント達成は、SOXによる2度目のチャネル上限タッチ、SPの月足上値抵抗線タッチ、ダウのチャネル上限タッチでした。3銘柄がナイフを刺したことになりますが、まだナスはさしていません。このゲームでは「黒髭」が飛び出るかどうかは時間差があるので、来週を慎重に見定める必要があります。
https://twitter.com/Matsu_US_INDEX/status/1748724676724146678
直近に出したYoutube動画が次になります。
それでは、本記事が読者さまの資産形成の参考になれば嬉しいです。
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