米国株価指数は月足レベルの上値目処を突破して上昇
こんにちは。松っちゃんです🐼
定期の米国株価指数(インデックス)の比較です。
先週の記事がこちらになります。
続けて読んでみると、気づきが多く得られると思います。
2月4週目の米国株価指数
この1週間の値動きを整理すると、次のようになります。
全般的な特徴は、高値圏での日足レベルの調整から、さらに一段高の上昇へと足を踏み出したことにあります。これまで示してきた月足レベルのテクニカル上の上値目処を、日足レベルの調整に抑えて上昇突破したということは、米国市場は過熱感を持ちながらも底堅い状況にあると言えます。
先週のポイントを振り返り
✅SP(月足上値抵抗線)、ダウとSOX(月足チャネル上限)は、気にされているテクニカル上の上限タッチの後に、どのような反応をするのか? それは他指数を巻き込んで月足レベルの調整になるのか?
👉SPは日足レベルの調整後に高値更新、ダウは日足レベルの調整中です。他指数も日足レベルの小幅な調整をしていましたが、ダウ以外は高値更新をしています。
✅上限タッチを唯一していないナスは、上値が重い中でタッチを目指せるのか?
👉目指して上昇しています。
実際のチャート
では、松っちゃんがこの1週間で注目した順番で実際のチャートを見てみたいと思います。
まずNASDAQ100です。
ナスは次の項目に当てはまる状況にありました。
✅相関する他指数が月足レベルでテクニカルの上限タッチ
✅高値圏で拡大チャネル形成
テクニカル上は一定の下落根拠となっていましたが、それらを力技で押さえ込みながら、日足レベルの調整下落にとどまって力強く上昇しました。
下でURLを紹介するYoutube動画で指摘していた、上昇するケースでの「テクニカル上の起点となりうる箇所」は、一つ前の日足レベル下降チャネルの上限からのレジサポ転換でした。今回は、私が「想定しつつも確率が低い方」と予測していたチャート挙動が、現実になりました。詳しくは、この記事執筆後にYoutube動画にて解説します。
次にSOXです。
SOXは月足の上昇チャネル上限を実体で上抜ける上昇となりました。ナスの上昇を後ろ支えしていたことにもなります。
さらには年足レベルのチャネル上限も突破しています。これについては、次のツイートをご覧ください(ここをクリック)。
続いてRussell2000です。
今週のラッセルは堅調に上昇していき、2023年12月末につけた高値を上抜けました。これにより、週足の上昇トレンドが確定し、月足、週足、日足の上昇N字波動の足並みが揃ったことになります。
さらにSP500とダウを見てみましょう。
若干、ダウの方は上昇圧が弱いですが・・・。SPは月足上値抵抗ライン(紫線)を実体で突破。ダウは日足調整中ですが4時間足レベルでは切り返し上昇をして、月足上昇チャネル上限(緑線)を目指しています。
最後にNASDAQ総合も出しておきます。
ナス総合は、月足レベルのチャネル上限を実体で上抜けて、2021年最高値(2022年暴落前高値)を更新しました。少し上に月足上値抵抗ラインがある点は警戒が必要ですが、この事実は市場に好感されると考えられます。
少し総括。
SP、ダウ、SOX、ナス総合では「月足レベルのテクニカル上限」にありましたが「あまり利確売りが入っていない」という状況で、日足レベルの調整下落に終わりました。それどころか、高値圏であるにも関わらず買いが入っているから、日足の陽線が出現しています。「高値圏でも伸び続ける」というのは、良い意味でバブル相場に共通する特徴です。
私は兼業投資家がアクティブ投資に参画するための合理的な資産管理術を、無料公開しています。そこでは、アクティブ枠を最大で3割くらいにして、5〜6割以上の長期積立枠との組み合わせによるハイブリッド投資を推奨しています(リンクはコチラ→ 無料note or 無料ブログ)。
今回はアクティブ枠から米国指数へ割くスイング用資金のパフォーマンスは振るいませんでしたが(今回のポジションの売買ツイート)、長期積立枠は増加してくれています。
想定外の時に分散投資がいかに大切かを、実感させられる局面でもありましたし、「構築した自分ルール」を守る重要性を再確認する相場でもありました。
今後の見るべきポイント
ここまでの環境認識をもとに、次週で気にしたいポイントを優先度順・段階順に整理したいと思います。
✅月足レベルのチャネル上限タッチを唯一していないナスは、いつタッチをするのか?
✅月足レベルの調整下落、つまり絶好の押し目買いチャンスは、いつになるのか?
となります。
今の米国指数ゲームでは、SP、SOX、ダウ、ナス総合が、樽にナイフをブスブス刺している状況です。SOXとSPは2本目のナイフでも刺しています。しかし、「黒髭」はまだ飛び出していません。まだナイフを1度も刺していないNASDAQ100・・・。来週の相場がどうなるのか、見守りたいと思います。
*ここでの「黒髭」は暴落ではなく、月足レベルの調整下落=絶好の買い場を意味しています。決してネガディブな意味ではないので(むしろポジティブ)、誤解なきようお願いします。
https://twitter.com/Matsu_US_INDEX/status/1748724676724146678
直近に出したYoutube動画が次になります。
上下の目線をテクニカルで解説しながら、私は下落優位としつつ、結局は外してしまいました。しかし、確率を低く見積もった上昇パターンのテクニカルについての目処は想定通りでした。そのため私は、今回は損切りロットを保持せず、平均利幅6%台で全利確しています(ツイートリンクの再掲)。
また、SOXLも加えた最新の分析がこちらになります。
それでは、本記事が読者さまの資産形成の参考になれば嬉しいです。
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