米国株価指数は週足上昇トレンドの調整下落レベルで終わるのか?
こんにちは、松っちゃんです🐼
定期の米国株価指数(インデックス)の比較です。
先週の記事がこちらになります。
続けて読んでみると、気づきが多く得られると思います。
8月2週目の米国株価指数
この1週間の値動きを整理すると、次のようになります。
ちなみに、先週のものがこちら。
もう全ての指数で、週足の上昇トレンドの調整下落に染まり、日足レベルでは下落トレンドを形成しています。
*注意書きをすると、NASDAQの100と総合は、指数単体で見たら日足上昇トレンドの節目安値(6/26)を割っていません。が、「相関する複数指数の参照(ダウ理論・第四原則)」、「潜在波であるが節目を作って第5波以上の波動=下落継続性を形成」しているため、上のような判定をしています。なお少し前段階まででいうと、似たような状況が今年の3月にもありました。そこでNASDAQは、日足の「潜在逆N字」を3波動まで作っていましたが、他の相関指数は「潜在逆N字」も作っておらず、「潜在逆N字」を否定してNASDAQは上昇しました。現在は、「他の相関指数の様子」と「潜在逆N字の波動が5波以上」という点が異なります。
注目したい変化
注目したいのは次の2点です。
✅グロース系・ハイテク系の売りが加速している
✅バリュー系・小型系の売りは限定的である
実際のチャートをSOX、NASDAQ100、Russell2000、ダウの順にお示しすると、次のようになります。この順番で、下落幅が大きく、下に割れば「週足上昇トレンドの終了サイン」となる節目安値の近いところまで迫っています。
さらに注目したいのは、既にNASDAQ100は、週足レベルの潜在的な逆N字を作っている点です。週足の節目安値を下抜けた段階で、週足レベルの下落トレンド発生が確定します。加えて、NASDAQ100とSOXは、月足では7月の安値を割り込んでいます。上位足は、月末でのローソク足の確定を待つのが大切ですが、途中経過としては「月足上昇トレンドの調整下落」に入っています。
これらが何を意味するのか?
上の変化が何を意味するのか?
相対的には次のことが言えます。
✅暴落復帰の前半戦で資金流入が集中していたグロース系・ハイテク系から資金が引き上げられている
✅暴落復帰の前半戦で資金流入が限定的だったバリュー系・小型系の資金はあまり引き上げられてない
👉グロース系・ハイテク系とバリュー系・小型系の不均衡が是正されつつある
これについては、もう何度か指摘してきました。それが、下落幅によって明確に理解できるようになっているといったところです。
現在のセクター間の不均衡是正というステップを踏むことは、どこかで切り返して上昇するタイミングから、米国株指数全体の成長が底堅いものになることを意味しています。どこで切り返し上昇を迎えるかは分かりませんが、それまではキャッシュポジションを厚めにして、その時をまったり待ってあげるのが良いと思います。過去の暴落復帰のプロセスでも、どこかでセクター間の不均衡是正を観察することができます。
とりあえず、週足レベルの調整下落は年に数度しかない「絶好の押し目買い」です。
まずは「それを逃さないように」という視点で、一緒にチャートを眺めていきましょう。
もしも・・・、もしも下落が深掘ることがあれば
✅長期投資枠を段階的に現金へ逃したり
✅反発の戻り高値から下げ始めたのを確認してショートしたり
✅現金比率を高めて2〜3ヶ月は様子見をしたり
チャート・リテラシーがあれば実践できる工夫がいくつか出てきます
・資金分散
・リスク許容度
・トレードスキル
に応じて保守的に立ち回っていきましょう🐼
もしよろしければ、ブックマークをしていただけると幸いです。
TwitterやYoutubeでは、米国株インデックスを中心に、リアルタイムでの情報発信をしています。
特に、Twitterのフォロワーさん限定で、Youtubeの生放送を不定期で企画しています(月2回程度)。こちらも、よろしければフォローいただけると嬉しいです。
7月中旬に週足レベルの調整下落を予感して、Twitterのフォロワーさんには、週足レベルの調整下落を想定して、儲けのチャンスが得られる銘柄と具体的なチャートの読み方を限定動画で案内しています。中には、ショートやブルで利益を出されているアクティブな方もいらっしゃいます。
*今のところそういった情報は、損切り設定についての一定理解=リスク管理をできる方に限定で公開している関係で、Twitterフォロワーさんのみにしています。
コメント