米国株価指数は下落
こんにちは、松っちゃんです🐼
定期の米国株価指数(インデックス)の比較です。
先週の記事がこちらになります。
続けて読んでみると、気づきが多く得られると思います。
9月3週目の米国株価指数
この1週間の値動きを整理すると、次のようになります。
特徴としては、ダウ以外の指数で週足下落トレンドが確定した点にあります。
前々回と前回の記事では
✅今後の方向感を見るのにSOXとRussell2000に注目したいこと
✅SOXとRussell2000はまともな上昇が出来ていないこと
をお伝えしていました。
景気敏感指数と言われるこの2つが弱かったことは、今回のような全体的な下落を示唆するもので、それが現実になったかたちです。
日足レベルでの複線化した波動が束ねられた後に潜在的なトレンド転換を顕在化、週足レベルでのトレンド転換へ
X(Twitter)ではリアルタイムで値動きの変化を整理し、Youtubeでは節目となるタイミングで解説をしてきました。
8月下旬から上昇転換していた米国市場ですが、9月に入ってから日足上昇トレンドの調整下落から日足と週足の下落トレンドへと転換したポイントには、次のようなプロセスがあります。
✅波動の複線化
✅潜在波の形成
✅節目価格突破による波動の顕在化=トレンド転換
これは、細かい挙動の違いはありますが、過去のトレンド転換でも同様の波形が出現してきて、これからの相場でも必ず発生する、アクティブ投資をする上では知っておきたいパターンです。
下位足波動のトレンド転換が、上位足波動のトレンド転換へと拡大していく様子、と言い換えても良いです。
(ただし、明確に定義づけられた先例は他に知りません。)
具体的なステップが、SP 500にて如実に出ています。
図解すると、次のようになります。
①日足の下落トレンド発生(薄いオレンジ⬇︎の向きに9波動)
②週足節目安値割れ=週足上昇トレンド終了=週足ノントレンド化
③日足の上昇トレンド発生(薄い青⬆︎の向きに3波動)
④日足の上昇トレンドの調整下落(4波動目)
⑤押し目買いによる上昇切り返しをするもサイド下落で波動の複線化*市場の迷い
⑥再び上昇へ切り返し複線化した波を束ねるも高値越え達成ならず
⑦再下落により④の安値を割って日足逆N字の潜在波動を形成
⑧さらなる下落による③の2〜3波切り返し安値を割って日足逆N字の顕在化=日足下落トレンド再発生
⑨下落は止まらず①と③の切り返し安値を割って週足レベルでノントレンドから逆N字形成=週足下落トレンド発生
*③(や⑥)が週足レベルの戻り高値になり切り下げ型の逆N字形成に貢献
他の指数での様子と波動パターン
私が自身の波動理論を構築する過程で、「潜在波」をはじめとしてチャートの波動パターンに応じた造語を作りました。その理由は、市場の迷いを認識し、トレンド転換を掴むためでした。
一般的な波動理論の上昇から下落への転換では
✅上昇トレンド
→偶数波動から節目安値割れをする下落
→ノントレンド
→上昇による戻り高値形成
→節目安値割れ
→逆N字形成
というプロセスをふみます。
上記の週足レベルのトレンド転換がこの例です。
一方で
✅上昇トレンド
→偶数波動から調整下落
→切り返し上昇
→高値更新できず再下落
→調整下落の安値割れ
→潜在逆N字形成
→さらに下落
→上昇トレンド最高値前の節目安値割れ
→ノントレンドを挟まずに逆N字の顕在化
→上位足の節目安値割れを目指す
という波動パターンがあります。
上記の週足戻り高値の切り返しで生じている、日足レベルのトレンド転換がこれに相当します。
週足レベルでは、前者がSOXの、後者がRussell2000の下落トレンド発生時の波動パターンになっています。
SOX:節目安値割れノントレンド後の逆N字形成による週足下落トレンド発生
Russell2000:潜在逆N字形成後の節目安値割れによる週足下落トレンド発生(逆N字顕在化)
既に記事にしているこのようなトレンド転換を、上位足と下位足でどちらが対応しながら、相場の方向性が変わりつつあるのかを察知することは、チャートを根拠にした投資判断をする上で大切になります。
以上の様子を含めた解説は、リアルタイムで動画公開をしています。
長引く月足レベルの調整下落
現在の米国市場は、「月足レベルの調整下落」の状態です。これに多くの指数で週足レベルの下落トレンドが伴っているため、ある程度の長期化を覚悟しておく必要があります。
私は、
➡️7月29日には緊張感を持っていると言い(リンク)
➡️8月6日のは週足レベルの節目安値を割って月足レベルの調整下落の想定を出し(リンク)
➡️8月13日には中長期枠を想定した絶好の押し目買いを待ちましょうと呼びかけていました(リンク)
もちろん、現在もキャッシュポジションを厚めにして虎視眈々とその時が来るのを待っています。
いつ切り返し上昇をするのか?
についてはチャート先端を囲い込みながら想定をしていく必要がありますし、一定の価格目処は立てています。
いつ月足の直近最高値を超えるのか?
については過去の暴落復帰のパターンをもとに次の動画で解説をしています。
ざっくり申し上げると、7月中旬最高値の下落から、4〜9ヶ月くらいは覚悟をしておく必要がありそうです。
こちらも合わせてご視聴いただけると幸いです。
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