米国株価指数は揃って週足下落トレンド、安値圏でもみ合いながら調整中
こんにちは、松っちゃんです🐼
定期の米国株価指数(インデックス)の比較です。
先週の記事がこちらになります。
続けて読んでみると、気づきが多く得られると思います。
9月4週目の米国株価指数
この1週間の値動きを整理すると、次のようになります。
特徴としては、先週は耐えていたダウも含めた全指数で週足下落トレンドが確定し、もみ合いながらもおおよそ日足下落トレンドの小幅な調整上昇で引けている点です。
各指数の直近最高値は7月19日〜8月1日の間です。そこから始まった今回の週足下落トレンドは、NASDAQ100が8月半ばに確定させ、それに9月後半でSOXとRussell2000、そしてSP 500、ダウが続いたかたちになります。
主要指数と上昇チャネル
私は7月17日のYoutube動画で、NASDAQ100を主な分析対象として、米国指数に大きめの調整下落がくることを告知しました。その際のテクニカル上の根拠の一つとなったのが、上昇チャネルです。主要指数で見てみると、次のようになります。
まずはダウ。銀行問題を受けて大きく下落したのち、今年の3月下旬からこのような上昇チャネルを形成していました。しかし、今月の下旬に入って明確にチャネル下限を割っています。
*ダウは以下の3指数とチャネルが包括するチャート期間が異なる点にはご注意ください。
次はNASDAQ100。
こちらは昨年10月からのチャートがすっぽり入る上昇チャネルを作っていましたが、9月末に明確に下抜けて、現在はチャネル復帰か、レジサポ転換か微妙なところでチャート先端が引けています。
SOXは、NASDAQ100に近い挙動となっています。昨年10月から形成してきた上昇チャネルの下限を割って、上昇復帰を試みるもレジサポ転換気味に陰線をつけています。
最後がSP500。こちらも昨年10月からの上昇チャネルを形成していました。しかし、総合指数だけあって、下限で反発上昇の兆しを見せています。
ちなみに、Russell2000はまだ月足の下落トレンドを終了させておらず、週足や月足のレベルで明確な方向感を示すチャネルは形成されていません。
今後の注目ポイント
米国の主要指数が5つ揃って週足レベルの下落トレンドに突入したのは、9月26日(火)です。そういった意味では、週足下落トレンドは足並みが揃ったばかり。
他方で、Russell2000以外の指数は、月足レベルの上昇トレンドを継続中で、調整下落を行っているところです。(この時、月足レベルの上昇トレンドの調整下落は、下位足で週足レベルの上昇トレンド終了ないし下落トレンド発生を意味します。)月足チャートについては、よろしければご自身でご確認してみてください。その際に、どこが月足の節目となる直近安値か? それを、どれかの指数が割ることがあれば、緊張感をさらに高めなければなりません。
近々ではまず、SP 500のチャネル下限での反発上昇が「本物」かを見極める必要があります。そのためには、他の指数の安定的な上昇復帰が鍵になるでしょう。
ともあれ、これからの安全なエントリーを考えるなら、現在の米国市場は次のような相場です。
✅短期枠では、週足と日足の下落トレンドを基本認識としてデイトレ時間でのショート目線。
✅長期枠では、月足上昇トレンドの継続性を前提として押し目買いポイントを探るロング目線。
どちらにせよ、どんなテクニカル上のサインを根拠にして、エントリーをするのかは人それぞれです。後者の、月足レベルの押し目買いについては、安全に行くなら少なくとも日足レベルの上昇N字を各指数で確認してからの方が良いでしょう。
ちなみに、私は8月からキャッシュポジションを厚くしていますと、この記事で書いてきました・・・。
なお、前者のデイトレは難易度が高いので、兼業さんや初心者さんには、あまりお勧めできません。中級以上の手堅いノウハウをお持ちの方については、デイトレでの収益化を試みるのは良いかと思います。
本記事が、今後の投資活動のご参考になれば嬉しいです。
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