🇺🇸米国株価の複数インデックスと時間足の比較整理 2023.11.26.

テクニカル分析

米国株価指数は微増〜停滞(コマ足)

こんにちは、松っちゃんです🐼

定期の米国株価指数(インデックス)の比較です。

先週の記事がこちらになります。
続けて読んでみると、気づきが多く得られると思います。

11月4週目の米国株価指数

この1週間の値動きを整理すると、次のようになります。
特徴は、全体として高値圏で停滞気味に推移している点です。

実際、後ほど見るように、いくつかの銘柄は週足レベルでコマ足になっていますし、日足レベルでは微増ながらもレンジ気味でした。これは、週足レベルでも高ボラによる直上型の上昇をしていた相場が、明確に一服してきたことを意味しており、日足レベルでの小さな調整入りが目立っています。強いて、ダウは上昇気味で、SP500がそれに少し釣られていましたが、他はおとなしい週足の確定となりました

先週のポイントを振り返り

先週のポイントとの答え合わせは次のようになります。

✅多くの指数は3連続のコマ足となったが、週明けに上下どちらかへの明確な動きがあるか
👉11月19日(月)は上昇したものの、ほとんどの銘柄がその後はまた明確な動きがなくレンジ気味

✅上昇の場合は、76.4%水準から脱して、年初来最高値の更新ができるのか
👉多くの銘柄が76.4%水準からわずかに上抜けたものの停滞気味

✅下落の場合は、日足や週足のレベルでの押し目となるか
👉日足レベルの小刻みな押し目は作りつつあるが、週足レベルの押し目はまだ作っていない

✅Russell2000は、週足高値超えを目指すことができるか
👉コマ足で終えており、先週につけたヒゲ高値も超えられていない

実際のチャート

続いて、松っちゃんがこの1週間で注目した順番で実際のチャートを見てみたいと思います。

まず、SP500です。🍆は週足レベルで直上型の上昇をして年初来最高値を更新しましたが、SP 500もそれを後追いするか?という視点でみていました。

結果は、週足の陽線が小さくなり、気にされてきた高値付近で止められています。
その1つは、私が7月から繰り返し気にされていると申し上げてきた「恒大集団前高値」の価格付近で押さえつけられていること。2つめは、史上最高値と年初来最高値を結んだ上値抵抗ラインで押さえつけられて週足を終えていることです。

さらに、ここ4本文の週足のローソク足サイズを見れば、面白いことに気づきます。つまり、上値抵抗ラインに近づけば、ローソク足サイズが小さくなっている=利確売り&ショートが入っているということです。

このことについては他指数にも共通していますが、この上値抵抗ラインの上には、新規ロングの買い注文、短期ショートの損切り注文=買い注文が、チャートの空間的配置として入っています。だから、11月14日は暴騰気味の日足大陽線となっています。4週間続いてきた上昇について、息切れてきた現在価格。下落か上昇のどちらかに、一定のボラで動きそうな材料は届いています。


次は、ダウです。ダウはSPと同様に史上最高値と年初来最高値を結んだレジスタンスラインで、上値を押さえつけられて週足を確定しています。また、他指数と比べてこの1週間で最も安定して上昇していたのがダウです。

ハイテクやグロース(🍆&SOX)、小型(Russell2000)が停滞している中で、バリューのダウが続伸しつつテクニカルの節目で止まっているのは興味深いことです。来週は、先行したダウが引っ張るかたちで他指数も上昇するのか。このダウが息切れをするのと連動して、他指数も調整下落をして分かりやすい押し目を作るのか。どちらになるのか注目しています。これが、特に総合系の指数であるSP500の方向性を左右することになりそうです。


続いて、Russell2000です。直近の最高値から先般の週足レベルの下落トレントの安値に対して、50%戻しの水準まで安定的に上昇することができていません。他指数が先週高値を実体で上抜けているのに対して、Russellのみ未達成でモミモミしています。このRussellは上に抵抗となる価格帯がいくつか有りますが、それらを超えられるような「パワーを貯める期間」になっているのかどうか?中期的には、このRussellを観察するかどうかが、大きな資産形成の差につながると考えています。


4つめはNASDAQ100です。🍆は年初来最高値を超えたものの、タイトな上昇チャネルを下抜けました。これが週足レベルの押し目の初動となるかに注目しています。

最後は、SOXです。こちらは週足がコマ足となるよう押しつけられていて、上値が重い状態です。🍆に続いて年初来最高値を超えられるかに注目です。

また、先日の動画では、NASDAQ100のつぎなる順張りロングを安全に行う時にイメージしておくべき根拠の重なる箇所を解説しました。SP500についての、暴落復帰高値圏での過去の類似事例との比較も行なっています。

今後の見るべきポイント

ここまでの環境認識をもとに、次週で気にしたいポイントを優先度順・段階順に整理したいと思います。
✅またしてもコマ足が連続する指数が多いが、週明けに上下どちらかへの明確な動きがあるか
✅上昇の場合は、SP、ダウ、SOXは年初来最高値の更新ができるのか
✅下落の場合は、日足や週足のレベルでの押し目となるか
✅Russell2000は、日足や週足の確定で50%戻しを達成できるのか?

なお、私は現在のような明確な押し目を作ってくれていないNASDAQ100など米国株指数は、短期売買という点では放置をしています。それをしなくても、この記事と同様の環境認識を他の投資対象にもしてあげることで、高い確率で利益を得られる商品があるからです。例えば、以下はその例になります。

そういった意味では、🍆はじめ米国市場が再び分かりやすい相場になってくれるのを心待ちにしています。

https://twitter.com/Matsu_US_INDEX/status/1728073782903083475

それでは、本記事が読者さまの資産形成のご参考になれば嬉しいです。

もしよろしければ、ブックマークをしていただけると幸いです。

X(Twitter)Youtubeでは、米国株インデックスを中心に、リアルタイムでの情報発信をしています。
特に、X(Twitter)のフォロワーさんだけが限定で参加できる、不定期のYoutube企画をしています。
こちらも、よろしければフォローいただけると嬉しいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました